February 11, 2013

『Ave Materia』release tour @ 宇都宮HEAVEN'S ROCK VJ-2

 いよいよツアー初日。当日券出してるのが謎なくらい、箱の中は満員。やあみんなどこから(略)。
 舞台あまり見えなくて、レポらしいことは書けそうにない。時々福井さんが見えたのは嬉しかった。何度でも言っておこう、最近どんどんアグレッシブになるベースプレイ観るのが楽しくて仕方ない!
 ピープルで一番体が動いたライブだった。周りもかなり自由に揺れたり踊ったり。宇都宮の人がノリ良いのか、これまでほど変拍子の嵐じゃないからか、バンドの自由さのリフレクションか。曲間の沈黙との対比が面白い(時雨と似てる)。

 オープニングのポエトリーリーディング、CSツアーに近い音。不穏な電子音に揺さぶられ、柔らかいギターに宥められ、の繰り返し。最後の台詞はもったいなくて、まだ書けない。あの言葉にあれだけの強度を持たせられる人、他にいるだろうか?
 開始から数分と経たず心の根っこを掴まれてしまって、来たことを少し後悔した。生きるつもりじゃなかった。
 けれど水中みたいな青い照明の中、いつもの時計の音 - Jim O'Rourke "And I'm Singing"(今を見越していたかのようなタイトル!) - が空間いっぱいに満ちると、帰ってきたような気持ちになる。居心地の良い場所。
 冒頭、波多野さんの「『Ave Materia』ツアーへようこそ」にはっとする。CSの時は録音された声にそう告げられたところ、今回は目の前で。また前に出て距離を詰めてきた。WWWでの「またツアーで会いましょう」とひと続きになってもいた。

 ……この調子で本編行くと余計なことばかり書きそうなので、切り上げる。

 ざっくり言うと、意外だったり(アンコール)、やられた!と思ったり(本編ラストの衝撃!)、感慨深かったり(笛吹き男とAlice、新しい意味を与えられて成長していくようでとても嬉しかった)。
 アンコール終わっても、ダブルを求める拍手が止まなかった。個人的にはあの後だと何を聴いても余分になる気がして(実際聴けたら違うのかもしれない)、ひと足早く会場を出た。あの後どうなったんだろう?

 あと何箇所か行くつもりだけど、怖い。でもやっぱり見てみたい。どないやねん。
 つらつらとiPhoneに打ち込んでいたら、東京に着いた。鉛筆でざかざか下描きしたみたいな文の連なり、たまにはそのまま上げてみます。


●セットリスト(多分)
01. 時計回りの人々
02. 市場
03. 球体
04. 割礼
05. ダンス、ダンス、ダンス
06. みんな春を売った
07. ベルリン
08. 笛吹き男
09. Alice
10. ニコラとテスラ
11. 物質的胎児
12. 八月
13. ブリキの夜明け
14. 市民
15. 完璧な庭
16. 旧市街
17. バースデイ

EN.
01. 序
02. 金曜日 / 集中治療室
03. ニムロッド
04. さようなら、こんにちは

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Maira Gall