July 10, 2011

film A moment~TK×Luckand
@ Luckand -shop and gallery-


 fAmギャラリーショップ、最終日に行ってきた。様子はLuckandブログに詳しい。

 TKの写真はいつまでもぼうっと眺めていたくなる。観ていると、その風景を写した時のTKと同化しているような感覚に陥る。なぜか泣きそうにもなる。焼かれたものは、複製されたものよりずっと生々しい。そのせいかもしれない。
 均衡の取れた構図を何かが崩している、という写真が多い。無意識だろうか。その「何か」を探すのが面白い。他にも柔らかな色合いとか、景色の切り取り方とか、フィルムカメラ独特の残像感とか、本当にいつまで観ても飽きない。個人的に写真という媒体が好きなこともある。(映像は苦手なので、実はDVD未見)

 写真は、fAmTシャツ、アンケート回答者へのLuckandピンバッジとカード。
 カードに印字されているのはアンケート答えた順ぽい。無料イベントなのにオリジナル感があって嬉しい。345番の人テンション上がっただろうな。

July 6, 2011

凛として時雨 "VIRGIN KILLER SUICIDE"
@ 東京国際フォーラム ホールA

 切実な、生に直結した音だった。鳴らさないと生きていけないみたいな。
 時雨はこれまでもずっとそうだったけれど、今夜一番そう思った。

 Re:automationライブでは初聴。DISCO FLIGHTからの流れでみんな踊りまくるものだと思っていたら、全然静かだったのは不慣れだからか。ぜひ定番曲に。
 seacret cm→Tremolo+A→シークレットGのアコースティックパートが、いつもより落ち着いた会場をうまく支配していてすごく良かった。何と言っても、シークレットG! 傍観に近いぞくぞく具合。TKが珍しく喋り出して(初めて使うガットギターで、フォーラム公演が(震災の影響で)遅れたので何か特別なことをしようと思って)、弾き語り。アコギには感情的すぎる曲だし、静と動を併せ持つ歌詞だし、ナイス組合せ。いつもの破壊衝動より、それが生まれる手前のさみしさや孤独が突き刺さった。終盤(背中を僕に向けて~)、345とピエールが加わって破壊衝動に転化し始めたところで終わり。ものすごい余韻が、今も残っている。
 ラストはmib126。照明で真っ赤に染まったTKが叫ぶ《オマエタチガツクッタセカイニ》、原発が喚起されてぞわっとした。

 いつも傍観締めというのもつまらないけれど、傍観じゃないと物足りないと思ってしまう。傍観に匹敵する何かを身勝手に期待している。
 時雨はどうしても「動→静→動」で、セットリストにあまり斬新さがない。終演後はものすごく満たされるし、余韻も数日は続くけれど、何か目新しさが欲しいなと思う。まあ身勝手な。(対照的に、ピープルはいつも斬新で面白いのに満たされない)
 ライブハウスよりも音は良かった。エコーやディレイがかかりすぎて時々もわもわしていたのは惜しい。それでも必要以上の爆音ではなかったので落ち着いて聴けた。
 終演後に配布されたフライヤーで、Charaと対バンだの、次のツアーが小さい会場ばかりだのが発表されて、フォーラムのざわめきが面白かった。……面白がっている場合ではなくて、どちらも全力でチケット取りたい。


■セットリスト
01. illusion is mine
02. I was music
03. DISCO FLIGHT
04. Re:automation
05. a 7days wonder
06. this is is this?
07. Sadistic Summer
08. 想像のSecurity
09. 鮮やかな殺人
10. seacret cm
11. Tremolo+A
12. シークレットG(アコースティック)
13. JPOP Xfile
14. Telecastic fake show
15. nakano kill you
16. a symmetry
17. 24REVERSE
18. mib126

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Maira Gall