March 6, 2011

ネマニャ☆プレゼンツ≪悪魔のトリル≫
@ 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

 3/2の東京公演を聴いた後、速攻でチケットを手配。二度目のLes trilles du diableは底の見えない渦に呑み込まれていく感覚が心地良く、囚われた、と思った。
 良い音楽を聴くと何が起きているのか解らなくなる。

 公演名に☆が入ってマジシャンみたくなってるけど、なるほどあれは一種のマジックであったと思う。


■プログラム
クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
ヴィエニャフスキ:伝説曲 ト短調 作品17
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
シューベルト:ロンド イ長調 D.438
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出「メロディ」「スケルツォ」「瞑想曲」
タルティーニ:「悪魔のトリル」ソナタ ト短調 作品1-4

■アンコール
ヴィヴァルディ:四季より 「夏」第3楽章
セルヴィア伝統舞曲
サラサーテ:アンダルシアのロマンス

March 2, 2011

ネマニャ・ラドゥロヴィチ presents 《悪魔のトリル》
@ 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル

 悪魔のトリル初来日! スタオベも起こり、鳴り止まない熱狂の拍手がホールを満たしていた。本当に素晴らしかった。
 LFJ2009で聴いた「四季」以来2年ぶりに音の衝撃が戻ってきた。音を楽しむとはこのこと。体躯の隅々まで表現に満ち、人から音が溢れてくるようだ。聴覚を超え、視覚でもなく、神経をダイレクトに揺さぶってくる。
 悪魔のトリル、あれは何事。むしろ魔王のトリル! 唖然としてただただ音を受け止めていた。凄まじいのに一方的でなく、迸る全てを聴き手に収めていくような圧巻の表現。
 メンバーの音もよく調和していた。ネマニャを遮らず、霞ませず、端正なだけでもなく、彼ら自身がアンサンブルを楽しんでいる。「楽しむ」ことに尽きる演奏だった。
 公演パンフレットによると、悪魔のトリル次の来日が早くも決定。2011/11/23三鷹市芸術文化センター、同11/25王子ホール。今から楽しみで仕方ない。

■プログラム
クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
ヴィエニャフスキ:伝説曲ト短調op.17
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
シューベルト:ロンド イ長調D.438
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出op.42「メロディ」「スケルツォ」「瞑想曲」
タルティーニ:ソナタト短調「悪魔のトリル」

■アンコール
ヴィヴァルディ:「四季」より夏
セルヴィア民謡より
映画「シンドラーのリスト」より

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Maira Gall