September 4, 2012

デイジーワールドの集い @ 青山Cay

 細野晴臣さん主催の集い。事前予約なし、先着順入場。長い列に並んで何とか入れたものの、場内は更にすごい人人人でステージ見えず。もっとゆったり観られたら良かったし、後方にスピーカーなくて距離があったけれど、音楽はとても素敵だった。


■青葉市子
 「物語を、歌います」との挨拶でスタート。人の多さとレストランという環境で、小さなざわめきのなか演奏。「IMPERIAL SMOKE TOWN」はもう少し張り詰めた空気の方が似合うかな。しかし「機械仕掛乃宇宙」の孕むエナジーは圧倒的。物語と音楽の力が青葉さんを中心に渦となって聴衆を飲み込む。メルクリウス、ウェヌス……の響きは祈りのよう。音が消え、渦の内側から湧き上がる拍手はとてもあたたかかった。
 からの、打って変わって「イソフラ区ボンソワール物語」! 初めて聴いて、イソフラボンボンイソフラボン♪が頭から離れなくなった。街の女の人はみんな巨乳ー♪とか、可愛らしくて楽しくて少し奇妙。かと思えば最後、いざ炎の中へー♪みたいなシビアな結び。このバランスの取り方が好きだなあと思う。
 宣言通りの豊かな物語世界、ありがとう。またね。


■吉田省念 (くるり)
 ギターと声と言葉で真正面から向き合ってくる。誠実な人なのだろうと思った。くるり的な誠実さとやっぱり似ていた。普段あまり触れない感覚が新鮮。くるりでもボーカルを取られているらしい。気になる、聴いてみようかな。


■中沢新一
 まさかの河内音頭 with 木津茂理さん! びっくり。聴けて良かった。懐かしい。色々あって一番テンション上がったかもしれない。細野さんの手拍子に乗せて木津さんの三味線とお唄、そして中沢さんのお唄もとても幸せだった。ノーリーズンで幸せで、それでいいやと思えるのは久しぶりだった。


■細野晴臣グループ+Salyu
 鳴っているだけで楽しくなる音は自分にとっては多くなくて、だから細野さんの音は貴重。何なんだろうか。齢を重ねた人が楽しく生きている様に救われる感覚はある。ご機嫌で楽しい音だった。面子に関わらず、また機会があれば集いたい。
 SalyuとのコラボはU-NITEの時と同じ「Smile」「I Love How You Love Me」。男性ボーカルに合わせて歌う時のSalyuのやわらかい声音が好きだ。そして声量すごい。後方にもしっかり届いて嬉しい。細野さんから音源化の話が出ていた、是非とも!
 3歳の時に公開された映画「風の谷のナウシカ」のテーマ(細野さん作曲)が歌の原体験だというSalyu。ずっと気に入って歌っていたそうな。その話を聞いた細野さん「鳥でいうと親みたいなもんだな」笑った。

●セットリスト(twitterより拝借)
1. Cow Cow Boogie 2. Song Is Ended(ゲスト木津茂理) 3. Tutti Frutti 4. Smile(ゲストSalyu) 5. I Love How You Love Me

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Maira Gall